―まずは、監督就任おめでとうございます。

大道氏:ありがとうございます。こうして代打三兄弟の一員として戻ってこれたことが非常に嬉しいです。

今はこんな素晴らしいチームの監督という大役を務めることになったことへのワクワク感で、胸が一杯です。


―早速ですが、新メンバーのみの代打三兄弟結成から、旧メンバー復帰に至るまでの経緯をお聞かせください。

大道氏:はい。皆さん御存知の通り、代打三兄弟は2010年、2011年とBOFを舞台に活動をしてきました。

特に2011年はメンバーも増え、より活発な活動を展開することが出来ましたし、おかげさまで多くの方に私達の作品を楽しんで頂けました。

BOF2011終了後から、来年以降もこのメンバーで活動を続けていこうという思いが自然とチーム内で共有化されていましたし、

私自身も「次はどんな作品を作ろうか」と、色々と想いを巡らせていました。

想いそのままに、今年の2月にはキャンプをはり、メンバー各々がシーズン開幕に向けて精力的に汗を流しました。


―そんな中で、3月末に新メンバーによる「代打三兄弟」結成という衝撃の発表がありました。一体何があったのでしょうか?

大道氏:キャンプをはって間もなく、キャンプ地に突然の来訪者があったんです。

それが何を隠そう、新メンバーのリーダー格であるバファローベルや燕太郎たち仲間だったんですね。

今やプロ野球界の大人気マスコットである彼女が何人もの選手やマスコットを連れて一体何をしにきたのだろうかと、

おそらく不思議な顔をしていた私に彼女はこう言ったんです、「私達も代打三兄弟で活動したい!」と。

突然の申し出に驚きつつも、もともと来る者は拒まずが信条のチームでしたので、早速他のメンバーに話をしました。

すぐにでも迎え入れようという話でまとまりそうな時、清さん(初芝清)が何か閃いたような顔をしてこう言ったんです。

「いっそのことバファローベルたちに代打三兄弟はまかせて、自分たちは別の道を歩むのはどうだろう」と。

私はびっくりしまして、思わず食べようとしたマンハッタン(リョーユーパンの菓子パン)を床に落としてしまいました。

周りの動揺を気にすることなく、清さんはこう続けたんです。

「せっかく若く新しい力が並々ならぬ熱意をもって代打三兄弟で活動しようとしてくれている。

そんな彼らならきっと斬新で新しい代打三兄弟を築きあげてくれそうな気がするんだ。

僕らはこの2年間で十分な結果を残すことが出来た。このあたりで次の世代にバトンを渡すべきなんじゃないだろうか。」

長い沈黙の後、清さんに賛同する声が各メンバーからあがり、私自身もこのまま漫然と活動を続けるのではなく、

また新しい道を模索するのも良いかもしれないという思いが強くなりました。

全員の思いが固まったところで、早速バファローベルに代打三兄弟を継いで欲しい旨を伝えました。

当初、彼女たちは相当悩んでいた様子でしたが、最終的には代打三兄弟を受け継ぐことを決心してくれました。


―なるほど。そうして3月末から始動した新生・代打三兄弟の活動ですが、ここまで非常に精力的な活動を展開しています。

大道氏:おっしゃる通りで、私達旧メンバーでは出来なかったようなことに次々と取り組んでいましたね。

ツイッターやブログといった今風のやり方で、野球への関心を喚起していたのはさすがだと思いました。

また、前田くんや山本昌さんといった大物メンバーを呼ぶことにも成功していたので、ただただ感心する日々でしたね。


―その間、旧メンバーの皆さんはどのような活動をされていたんですか?

大道氏:各々が自分の道を模索していましたね。私は本業のコーチ業の傍ら、菓子パンの新製品開発に取り組んでいました。

清さんは大好きなヘヴィメタルのオリジナルCDを出すと宣言して、自宅のスタジオにこもっていたらしいです。

八木さんは、私はよくは知らないのですが、ご自身が出演するゲームのバグ取りが随分と難航して大変だったようです。

他のメンバーも代打三兄弟とは全く別のステージで頑張っていましたが、

唯一ペルドモだけがWebサイトの更新を細々と続けていましたね。これは俺の魂のライフワークだとかいって(笑)


―そんな中での旧メンバーの突然の電撃復帰。これはどういった経緯があったのでしょうか?

大道氏:端的に言えば、新メンバーとコラボしたいという強烈な思いが芽生えたからということです。

先程もお話した通り、新メンバーの活動はとても刺激的なものでした。

こんな若くエネルギッシュな子達と一緒に創作活動が出来たら楽しいだろうなぁという、一種の未練がましい思いが出てきちゃって。

それは清さんや八木さんも同じだったらしくて、久しぶりに3人で会った時に決めたんです、

「今年、もう1度代打三兄弟として活動しようじゃないか」と。

とはいえ一度引退して「代打三兄弟」を譲渡した身ですから、新メンバーにはなかなか言い出しにくかったですね。

意を決して、恥を忍んで、新メンバーたちに俺たちも一緒に代打三兄弟を盛り上げたいと申し入れたところ、

温かく受け入れてくれて、「一緒にどでかい花火を打ち上げましょう!」なんて言ってくれたんです。

こうして旧メンバーのほとんどが再度代打三兄弟に復帰したんですね。


―そして、大道さんは監督という立場になられました。

大道氏:ご存知かとは思いますが、これまで代打三兄弟には監督やコーチという立場の人間はいませんでした。

しかしながら今年は総勢30名以上の大所帯になったということで、チームをまとめる役割の人間が必要だろうという話になりました。

私自身は創設当初からリーダーとして引っ張ってきた清さんや、大先輩の宇野さんあたりが適役なのではと思っていたのですが、

その清さんが「本場のMLBで指導者としての経験を積んだ大道くんがやるべきだ」と仰って。

随分と悩んだのですが、今年はまとめ役に徹してこのチームを成功に導きたいという思いが強くなって、最終的に引き受けました。


―ということは今年は大道さんご自身はBMSを作ったりはしないと?

大道氏:BMSや他の活動も含めて今年は裏方に徹します。

メインの三兄弟は旧メンバーの清さんと八木さん、新メンバーの前田くんの3人という形ですね。


―新メンバーをはじめ、中の人が気になります。

大道氏:中の人などいません(笑) まぁ、ご想像におまかせしますよ。


―今年のテーマも昨年に引き続き「オレ流」ですね。

大道氏:昨年以上に個性あふれるメンバーが集まりましたし、それぞれの色を存分に出して欲しくて「オレ流」に自然と決まりました。

新メンバーの中には、ほっとくと暴走しそうな子もいるので、破天荒になり過ぎないようには注意はしていますけど(笑)


―では最後に、ファンの皆さんへ一言お願いします。

大道氏:BOF2012開催まで2ヶ月をきり、いよいよ制作活動が本格化してきました。

早くも締め切りに間に合わないなんて弱音もメンバーからチラホラ上がってきてはいますが、

私自身、このメンバーたちならきっとやってくれると信じています。

新旧のメンバーたちの素晴らしいコラボレーション作品をリリースすることをお約束しますので、楽しみにお待ちください!


大道氏の言葉の節々から、代打三兄弟への並々ならぬ熱意がひしひしと感じ取れた。

3年連続で臨む今年のBOFは代打三兄弟としての集大成を見せると、メンバーの初芝氏は口癖のように言っているとのことだった。

代打三兄弟の今後の活躍から目が離せない。


(2012年7月31日 代打三兄弟事務所内にて)